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sumarch|心躍るプロセスを全力で学び伴走する「おうちノート」との付き合い方〜前編〜

圧倒的な組織力とDX活用を武器に、名古屋からリノベーションの新たなスタンダードを発信するリーディングカンパニー

目次

  1. 急成長するsumarchのビジョンと、牧野さんが見出した「わくわく」の正体
  2. 一人ではないという安心感。深夜まで共にプランを練った先輩たちの熱意
  3. SNSを見るように情報を吸収。「おうちノート」を世界観のインプットに活かす
  4. 二級建築士合格の裏側。店舗の目の前に住み、移動時間を成長に変えた覚悟
  5. 情報の可視化が、新卒1年目の挑戦を確かな安心へと変える

ANDPADの利用状況をデジタルにスコアリングし、優れた活用を見せたユーザーを表彰する「ANDPAD AWARD」。今回は、2025年の1年間を通じて「ANDPADおうちノート」を活用し、お施主様とのコミュニケーションを通して家づくりのプロセスに安心と喜びを届け続けたユーザーを表彰する「ベストおうちノートユーザー賞」で第1位を獲得した、株式会社sumarch KULABO MIDORI STUDIO リノベーションデザイナーの牧野有紗さんとKULABO EBISU STUDIO 本部長 山内 翔太さんにお話を伺った。

株式会社sumarchは、「新たな価値と機会を創り出し、感動が広がる未来を築く」というパーパスを掲げ、不動産から新築、リノベーション、投資まで、住まいにまつわるあらゆる「架け橋(アーチ)」となるべく急成長を続けている。2025年度には売上100億円を突破。

さらに一般社団法人リノベーション協議会が主催する「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2025」(※1)において、KULABOの作品(※2)が審査員特別賞「今を遊ぶリノベーション賞」を受賞し、その勢いはいまも加速している。

(※1)https://www.renovation.or.jp/oftheyear/2025/award.html

(※2)https://www.renovation.or.jp/app/oftheyear/2025/2269

同社の強みは、平均年齢30.2歳という若い組織力と、「妥協なき、“最高”をつくる」というミッションが現場の隅々まで浸透している点にある。「仕事を楽しむ」「最強のチームを作る」という価値観が浸透。ANDPAD「おうちノート」の開設率が9割を超え、お客様とのコミュニケーション基盤として確立されているのも、この強みを後押しする。

本稿の前編では、入社1年目から700万円超の大型案件を完遂し、驚異的なおうちノート活用度を誇る牧野さんに焦点を当てる。SNSネイティブ世代ならではの感性でツールを使いこなし、情報の透明化を武器にお客様の「わくわく」を最大化する仕事術。そこには、若手社員が早期にプロフェッショナルとして独り立ちし、お客様から厚い信頼を得るヒントが詰まっている。

 

急成長するsumarchのビジョンと、牧野さんが見出した「わくわく」の正体

 

株式会社sumarch KULABO MIDORI STUDIO リノベーションデザイナー 牧野有紗さん

──「ANDPAD AWARD 2026 ベストおうちノートユーザー賞」1位受賞、おめでとうございます。まずは、牧野さんが所属されている株式会社sumarchの事業内容と、牧野さんご自身の役割について教えてください。

牧野さん: ありがとうございます。sumarchは名古屋を拠点に、地域密着型でライフスタイルをトータルプロデュースしている会社です。不動産流通から新築、リノベーションまで幅広く手がけており、私はその中で「KULABO」というリノベーション専門ブランドの設計を担当しています。

2020年に「アップレボ不動産販売株式会社」から現在の社名に変更しました。新社名には「住まい(sumai)」「架け橋(arch)」「前進(march)」という意味が込められています。お客様の住まい探しを前進させ、理想の住まいとの架け橋になる。その一翼を担えることに、日々やりがいを感じています。

同社のロゴは、主軸となる「住まい」を箱に見立て、そのシルエットにアーチをかけたデザインで、お客様と住まいを繋ぐ架け橋となるという意味が込められています。そして、右上のドット「・」は「閃き」や「付加価値」を表現し、お客様の期待を超えるサービスを提供するという思いを込めています。シンボルカラーはエメラルドグリーンとし、エメラルドの石言葉は「幸運」を意味しています。(同社HPより:https://sumarch.co.jp/about)

 

──貴社は平均年齢が若く、成長スピードも非常に速いと伺っています。

牧野さん: はい。私自身、そうした「若手がどんどん活躍できる」社風に魅かれて2024年に新卒で入社しました。入社後は、思った以上にスピード感があり、研修期間は1カ月ほど、すぐに現場に出て、入社1年目の10月には、1人で700万円超のフルリノベーション案件を任せていただけました。最初こそ戸惑いはありましたが、先輩方に支えていただきながら、前向きに仕事に取り組んでいます。

──1年目からそこまでの大役を任される中で、大切にしている思いはありますか。

牧野さん: 大学時代に建築を学び、今あるものに付加価値をつけるリノベーションの面白さに魅かれてこの業界に入りました。仕事の原動力は、何より「お客様にわくわくしてほしい」という思いです。家づくりは、ご家族にとって人生の質を左右する一世一代の挑戦だと思っています。その過程も結果も、心から楽しんでいただける「最高」のものにしたい。そうした思いで、日々の業務に向き合っています。とてもやりがいのある場所に立たせてもらっているな、という実感があります。


一人ではないという安心感。深夜まで共にプランを練った先輩たちの熱意

──1年目から大型案件を抱えるのは、相当なプレッシャーもあったのではないでしょうか。

牧野さん: 正直、最初に取り組んだフルリノベーション案件では、プランニングにかなり苦戦しました。お客様の理想をどう形にするか、どうしても納得のいく図面が描けず、夜遅くまで1人でオフィスに残って悩んでいたことがありました。

──その時は、どのように乗り越えたのですか?

牧野さん: ここが当社の強みで、良さだと思っているのですが、私が悩んでいると、同じ店舗の先輩たちが2人、3人と集まってきてくれました。皆さんご自身の担当案件があるにもかかわらず、「ここはどうしたいと思っている?」「自分だったらこうするかな」と、2〜3時間一緒になって考えてくださったんです。後輩の案件をまるで自分ごとのように受け止め、真剣に向き合ってくださる姿を見て、「1人ではないチームの強さ」と強く感じました。同時に「自分も誰かの力になりたい」という気持ちが自然に芽生えた瞬間でもありましたね。

 

──部門を越えて助け合う文化があるのですね。

牧野さん: はい。設計、施工、営業がそれぞれの立場から、1つの案件に対して妥協なく向き合う熱意があります。だからこそ、私のような新卒でも、お客様に自信を持って提案できます。店舗の先輩方だけでなく、たとえば施工の現場監督である川合弘悟とも、おうちノートを通じて密に連携しています。川合は2023年入社で、新人賞を受賞するほど勢いのある人材。現場も含め、私の設計意図を汲み取って形にしてくれます。すばらしいチームの支えがあるからこそ、今の自分があると感じています。

 

SNSを見るように情報を吸収。「おうちノート」を世界観のインプットに活かす

──牧野さんの「おうちノート」活用度は全国トップクラスです。普段、どのように利用されているのでしょうか。

牧野さん: 普段から、SNSのように当たり前のように開いて、見る習慣がついています。「おうちノート」のアイコンは、スマートフォンのホーム画面で右手の一番押しやすい場所に置いています。もはや日常の一部で、InstagramやX、Threadsを見るような感覚で、寝る前や移動中にも開きます。自分の担当案件だけでなく、おうちノート上に開設されている他部署や新築案件のメッセージ、議事録の取り方などを暇さえあれば覗いています。楽しいんです。

他部署のおうちノートの案件から議事録の取り方やお客様に伝わりやすい表現などを学んでいるという牧野さん。

──楽しさはどのあたりに感じられているのでしょうか?

牧野さん: 自然と他の方の仕事の進め方を学べるからです。新築部署の議事録の取り方を見て、「この表現は分かりやすい」と参考にすることもあります。あとは他の設計担当がどのような資料をアップし、お客様からどのような反応をいただいているのか、時間が許す限り確認しています。

今は情報量の多い時代で、お客様もSNSで多くの事例をご覧になっています。求められる水準が高まっているからこそ、私たちプロ側も常に「お客様が見ている世界」にアンテナを張っていなければなりません。だからこそ、社内のあらゆる案件が可視化されているおうちノートは、私にとって大きな学びの場になっているのです。

──「おうちノート」のメッセージを管理ツールとしてだけでなく、学習ツールとしても活用しているのですね。

牧野さん: その感覚が近いです。また、おうちノートはメッセージアプリに近い感覚で、お客様が気軽にメッセージを送ってくださる点も大きいと思います。お客様が時間を気にせず、何か気になったときに「やっぱりこっちがいいかも……」とメッセージをくださることもあります。そうしたやり取りがあるからこそ、対面の打ち合わせだけでは見えなかった潜在的なこだわりを、より高い解像度で汲み取ることができていると感じます。

 

二級建築士合格の裏側。店舗の目の前に住み、移動時間を成長に変えた覚悟

──牧野さんは若手ながら、非常に多くの経験を積まれていると伺いました。現在の担当数や、仕事への向き合い方について教えてください。

牧野さん: 現在は、年間で約20件ものフルリノベーション案件を常に並行して担当しています。これだけの圧倒的な場数を踏ませてもらえていることが、自分の大きな成長に繋がっていると感じます。

──年間20件のフルリノベを並行するとなると、お客様との打ち合わせの数も膨大になりますよね。

牧野さん: そうですね。特に土曜日や日曜日には、多い時で1日に5〜6件の打ち合わせが立て続けに重なることもあります。1件あたりに割ける時間は限られているからこそ、事前準備を入念に行っています。

ただお話を伺うのではなく、「この打ち合わせでは何を決め、どんな提案をするか」という内容を事前にすべてピックアップし、頭の中でシミュレーションを繰り返します。限られた時間の中で、お客様に最大限の価値と安心を提供できるよう、打ち合わせの準備を徹底することが、多くの案件を高いクオリティで並行するための私のルールです。

 

──お仕事だけでも年間20件ほどのフルリノベーションを並行してこなす多忙さだと思いますが、そんな中でも二級建築士にも合格されたと伺いました。

牧野さん: はい。入社1年目には二次試験で落ちてしまいましたが、今年ついに合格することができました。お客様の大切な資産を預かる立場として、一日も早く資格を取りたいと思っていましたので、本当にうれしいです。試験勉強の時間を確保するために、店舗の目の前にある家に引っ越したかいがありました。

──お店の目の前にお住まいになるほど、徹底して時間と環境をコントロールされていたのですね。フルリノベーションを20件も並行しながら、努力を続けられた牧野さんの、圧倒的なモチベーションの源泉はどこにあるのでしょうか?

牧野さん: お客様にプロフェッショナルとして向き合える自分でいたい、ということに尽きますね。お客様目線でみたら、年齢もキャリアも関係なく、私たちは信頼できるプロである必要があります。揺るぎない知識と自信を早く身につけたい思いが常にあります。そのためにも、1分でも移動時間を短縮して、勉強や仕事に充てたかったんです。朝は出勤前に勉強し、帰宅後もすぐに机に向かっていました。土日は多い時で5〜6件の打ち合わせが重なりますが、前日には必ずおうちノートでお客様と認識合わせをしておくことで、限られた打ち合わせ時間をできるだけ創造的なものにできるようにしています。

あとは会社が成長していくスピードに置いていかれないよう、自分自身もアップデートし続けたい、とごくごく自然に思えることも大きいですね。一緒に組んでいる川合のような施工スタッフも、お客様が「今見たい」と思う瞬間の現場写真をルール化してアップしてくれるなど、常に改善を続けています。仲間がこれだけ頑張っている中で、設計の私が立ち止まるわけにはいきません。

株式会社sumarch KULABO ICHINOMIYA STUDIO 現場監督 川合弘悟さん。2023年入社。担当案件金額で新人賞を受賞。牧野さんと連携し、設計意図を正しく現場に反映させる施工管理を担当している。解体後や壁が立ったタイミングなど、独自の撮影ルールに基づきおうちノートへ写真をアップロード。資材発注や予算管理も担い、現場の安心を支えている。

情報の可視化が、新卒1年目の挑戦を確かな安心へと変える

──牧野さんのように、若手社員の方々がここまで伸び伸びと、そして高いプロ意識でお客様に向き合える背景には、貴社の温かくも芯のあるマネジメントがあるからこそだと感じます。お店の前に引っ越してまで努力する牧野さんの覚悟にも驚きましたが、それを自然と応援し合える環境は本当に素敵ですね。上長である山内さんからご覧になって、メンバーの挑戦を支える貴社のマネジメントの強みはどこにあると思われますか?

山内さん: 当社は社員の約7割が新卒入社という構成で、平均年齢も非常に若い組織です。そのため、社内には「教えるのが当たり前、育てるのが当たり前」という風土が自然に根付いています。ここは大きなストロングポイントだと自負しています。

ただ、それだけで牧野のような若手が1年目から大型案件を完遂できるわけではありません。そこには、ANDPADやおうちノートによる「情報の可視化」という仕組みが不可欠です。

KULABO EBISU STUDIO本部長 山内 翔太さん。2013年入社。2年目にデザインリノベーションブランド「KULABO」を立ち上げ、現在は本部長として組織を牽引。全社的な情報インフラの構築やマインドセット教育を重視する一方、自ら現場監督として東京エリアの新規開拓も兼務する実務の要。

──「育てる文化」という温かい土壌がある上で、デジタルの仕組みが合わさることで、若手がその真価を発揮できるのですね。具体的に「情報の可視化」は、若手社員の皆様の挑戦をどのように支えているのでしょうか。

山内さん: かつての管理体制では、お客様と担当者がどのようなやり取りをしているのかがブラックボックスになりがちでした。そうなると、お客様が抱かれている不安の種や、コミュニケーションにおけるちょっとした認識の食い違いなど、トラブルに繋がるかもしれない「予兆」に、上長が気づいてフォローしてあげることが難しくなります。

本来なら周囲が事前に気づいてサポートできたはずなのに、それができない環境のままでは、若手社員も安心して新しい挑戦に踏み出せないですよね。

しかし現在は、おうちノートを通じてすべての情報が社内で共有されています。店長やマネージャーが牧野のような若手が大きくつまずく前に、「ここは少し言葉が足りない」「この説明は誤解を招くかもしれない」と気づき、すぐにフォローを入れられます。この「見守られている安心感」があるからこそ、若手は迷いなく打席に立ち、フルスイングできるのだと考えています。

──素晴らしいお取り組みですね。デジタルでオープンになっているからこそ、そっと手を差し伸べられる。情報共有によって、一人ひとりの後ろでチーム全体がしっかりとサポートできる体制ができているわけですね。

山内さん: はい。「妥協なき、“最高”をつくる」という私たちのミッションは、単なる精神論ではありません。属人性を排した「仕組み化(規律)」と、目の前のお客様に寄り添う「情熱」の両輪を、高いレベルで両立させることを意味しています。デジタルの基盤があるからこそ、牧野たち設計担当は、お客様の思いを形にするという最も創造的な仕事に、全力を注ぐことができるのだと確信しています。

株式会社sumarchの急成長を支えているのは、テクノロジーを使いこなしながら、「最高」を追求する若いプロフェッショナルたちの真摯な熱量にほかならない。

新卒1年目から大型案件を任され、おうちノートをSNSのように日常の一部として使いこなす牧野さんの姿勢は、単なるツール活用にとどまらず、お客様との信頼の密度を高める実践へとつながっていた。

深夜まで共にプランを練る先輩たちの温かな支えと、情報の透明化がもたらす組織としての安心感。これらが重なり合うことで、若手の挑戦が加速し、結果としてお客様の感動へと結びついていく。

後編では、牧野さんが実践する議事録づくりの工夫や、ショールーム見学におけるメーカーとの三者連携など、より具体的なおうちノート活用術に迫る。さらに急成長に伴う課題をテクノロジーでどのように乗り越えていくのか、マネジメントの未来像についても掘り下げていく。

株式会社sumarch
URLhttps://sumarch.co.jp/
代表者代表取締役 鳥居 儀彰
設立2009年
本社愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング21F
企画・取材: 平賀豊麻
編集: 齋藤夏美
執筆:保科美里
デザイン:森山人美、岩佐謙太朗
お客様担当:川鍋颯、山崎智史
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