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「多彩な進化を遂げる建設DX」をテーマに、5日間にわたり開催した「ANDPAD ONE CONFERENCE 2022」。建設DXをリードするプレーヤーをお招きし、業界のリアルな最前線の視点と思考、これからの展望をお伝えしました。
今回で3回目を迎える本CONFERENCEでは、さらにパワーアップした内容で5日間にわたり開催。ここでは、そのうち3日間で開催した、リフォーム会社様や地域中小工務店様、大手ビルダー様向けのセッション内容をご紹介していきます。詳細については、ぜひリンク先の記事や動画をご覧になってみてください。
リフォーム会社様向け:現場データから「仕組み」を作り「人」が育つ、経営DXの最前線
ウクライナ問題から続く原価の高騰や円安の加速、苛烈に変化する外部環境。さらに地域工務店やホームセンターなど、持ち前の地の利を活かしリフォーム業界へと参入するプレイヤーの増加といったさまざまな課題に直面しているリフォーム業界。そのようななかでもお客様から選ばれつづけ、そして業界で生き抜くために、リフォーム事業者には「変化」が求められています。
そうした課題感をお持ちの方々に向け、ANDPADに日々たまっていく現場データから「仕組み」を作り、そして「人」が育っていくサイクルを構築する取り組みをされてきた「リフォーム業界、経営DXのストーリー」をお届けしました。
成長企業の幹部と考えるリフォーム業界のDXの未来
業界最先端を行く企業のDXの現在地
福島県や宮城県を中心に東京都や栃木県の4都県にてリフォームや不動産、インテリア事業を展開し、成長企業である株式会社オノヤ様。本セッションでは、経営層である物江様の「マネジメント」についての考え方や、ANDPADに日々蓄積される現場データの活かし方について、お話しいただきました。
受注率UPの秘訣はクロージングツールとしての工程表活用が鍵
〜現場と経営を繋ぐリフォームDXの最前線〜
群馬県前橋市のリフォーム会社である株式会社ミタカ工房様では、営業人材の育成に課題意識を持っていました。そこで取り組んだ「営業組織の強化と改善」。工程表のクロージングツールとしての活用や、営業のイロハを伝えて個々人の強み・弱みを把握する「営業アカデミー」など、ANDPADのデータを活かした「リフォームDXの最前線」が見えてきます。
ANDPADとALTA連携で実現するシームレスな積算・実行予算作成
〜更なる「社員満足度」の追求に向かう、創業100年超の住宅会社のリフォームDXに迫る〜
誰がやっても同じオペレーショナルな業務(積算業務)に、監督が多くの工数をかけなければいけなかったことに課題を感じていた株式会社カワムラ様。そんな同社ではANDPADアプリマーケットによって、「ANDPAD引合粗利管理」と、住宅営業支援システム「ALTA Revolution」を連携!積算・実行予算作成業務のDXによって監督の働きがいをつくる取り組みについてお話しいただきました。
“断熱リフォーム”促進への新たな取り組み
~工務店様にとっての新たな事業機会とカーボンニュートラルへの貢献に向けての、アンドパッドが進める産学連携の取り組み〜
健康で快適な暮らしの実現のためには、断熱による性能向上を目的としたリフォームが必要不可欠です。本セッションでは、東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 准教授の前先生をお迎えして、“断熱リフォーム”を取り巻く環境や、その促進に向けてアンドパッドが進める産学連携の取り組みについてお話ししました。
★リフォーム会社様向けセッションの動画コンテンツはこちらからご覧いただけます。
地域中小工務店様向け:ITが生産性向上から競争力に、挑戦と進化をつづける工務店DX
地域工務店の皆様においても、住宅着工棟数の連続的な減少、先行きの見えない原材料の値上がりなど、依然として厳しい外部環境が地域工務店を取り巻いています。
そのようななか、住宅ファブリケーションの現在地から地域工務店の最前線、性能向上リフォームの可能性まで深く幅広いテーマで、地域工務店のこれからの変化の指針となるストーリーをお届け。熾烈な環境変化のなかを地域工務店が生き抜くためのソリューションとしてのANDPAD、その最前線とこれからをお伝えしていきました。
施主コミュニケーションを科学する、「エモレポ」の取り組みとは?
〜家づくりの感動体験を紡ぐ現場監督の仕事とANDPAD施主報告×BIの活用〜
着工で止まってしまうお客様の家づくり体験。「着工後も良質な家づくり体験を提供し続けたい」と考えた株式会社アイジーコンサルティング様では、監督が「ANDPAD施主報告」を活用し、現場から顧客満足度の向上を実現しました。本セッションでは、家づくりの感動体験を紡ぐ「エモレポ(エモーショナルレポート)」の詳しい取り組みについて、深掘りしました。
夫婦二人三脚の経営から脱却!地域大工工務店のDX
〜組織拡大を支えたデジタル活用と仕組み化〜
少数精鋭の大工工務店である株式会社家ZOU様。ANDPAD導入当時の年間着工棟数が3棟だったところから、ANDPADを導入・活用し、2022年9月時点で18棟の着工を予定。DXにより事業も組織も大きく成長させた、そのストーリーを紐解きます。
★地域中小工務店様向けセッションの動画コンテンツはこちらからご覧いただけます。
大手ビルダー様向け:成長ビルダーにおける攻めと守り、成長ビルダーの組織DXの挑戦を追う
2025年、日本の労働人口は大きな転換点を迎えます。依然として建設業の有効求人倍率は高く、現場監督も職人も高齢化するなかで生産性の向上と「現場知」の継承は業界全体の大きなテーマです。一方で時間外労働の上限規制やインボイス制度等各種法規制の変化にも対応しつつ、生産性も高めなくてはいけないジレンマがあります。
そこで大手ビルダー様向けセッションとして、生産性向上とコンプライアンス対応の両立にチャレンジしたユーザーストーリーや、「現場知」の継承を仕組み構築とANDPADの活用を通じて実現していったユーザーストーリーを中心にお届けしました。
大手ビルダーが発揮すべき企業価値、そして大手ビルダーにおけるDXとは
新建ハウジング発行人三浦氏からの提言
株式会社新建新聞社 代表取締役社長で、新建ハウジング/リノベーション・ジャーナル発行人である三浦さんをお迎えした本セッション。中堅、大手ビルダー様に向けたDXの価値と可能性について、2025年までに施行される各法改正への対処や2025年ショックなど、課題や業界への警鐘も含めながら、幅広いテーマで提言していただきました。
生産性向上とコンプライアンス対応を両立!
〜受発注電子化90%超の北洲が語る取り組みの秘訣とANDPAD受発注の価値〜
本セッションでは、2024年の労働時間上限規制と、建設業法を遵守した受発注の運用構築に取り組まれた事例をご紹介。短期間でANDPADの導入〜定着を実現。さらに「電子受発注率90%超」「監督一人当たり月16時間削減」という驚異的な成果を上げている株式会社北洲様の、生産性向上とコンプライアンス対応の両立を実現したストーリーをご紹介します。
マイルストーン運用の徹底により部門横断の着工予実管理を改善!
〜工程管理の標準化に向けた400棟ビルダーDX推進責任者の挑戦〜
福岡県を中心に地域密着で展開する、400棟ビルダーの悠悠ホーム株式会社様。部門ごとに管理ツールが異なり、部門を横断した状況把握ができないという全社的な課題の解決に向け、DX推進責任者が乗り出しました。ANDPADの「横断マイルストーン予実管理」を活用した部門横断での管理方法の確立、そこに至るまでのプロセスと工夫について伺いました。
紹介を生む圧倒的な現場美観をつくる健康住宅グループの品質管理DX
〜ANDPAD検査の協力会社実施率100%を形成するための運用に迫る〜
高性能住宅を手掛ける上で、400項目以上の膨大な検査を実施している健康住宅様。しかし、ANDPAD検査を導入するも運用浸透に難航、品質管理報告書の作成業務の負荷が大きいと言った課題も抱えていました。そのような状態から、受入検査実施率100%を目指してどのように運用浸透に取り組まれたのか、現在の「社内・社外ともにANDPAD検査がしっかりと活用される状況」に至るまでのストーリーをお話しいただきました。
★大手ビルダー様向けセッションの動画コンテンツはこちらからご覧いただけます。
いかがでしたでしょうか。
気になるトピックスや、今まさに抱えている課題の解決の糸口に繋がるものはありましたか?
今後もANDPAD ONEでは、皆さまの知見や等身大の挑戦ストーリーを共有し合い、共に高め合っていけるようなコミュニティづくりに取り組んでまいります。