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ANDPADの利用状況をデジタルにスコアリングし、ANDPADを最も使っているユーザーを称賛するANDPAD AWARDのユーザー部門。今回は、「ベスト検査ユーザー賞」で全国第1位を受賞した、株式会社ニッソウ 千葉営業所主任 岡野将太さんにお話を伺った。

1988年に設立した株式会社ニッソウは、賃貸不動産に特化したリフォーム専門会社だ。東京都世田谷区に本社を置き、首都圏を中心とした幅広いエリアを商圏としている。主な事業は「原状回復工事」「空室対策リノベーション」「ハウスクリーニング」の3つ。近年はクロス工事のフランチャイズ事業「クロス家さん」を立ち上げ、クロス職人の人手不足解消や品質安定化への取り組みを推進。現在ANDPADは招待元企業様のもとで活用している。
同社は社員1人が営業から施工管理、さらには入金確認までを一貫して担当することで、レスポンス速度や工期短縮を強みとしてきた。今回お話を伺った岡野さんもその1人だ。日々、数多くの案件が同時並行で動くスケジュールを管理するだけでなく、年間300件以上の是正依頼に対応し、ANDPAD検査にアップロードした写真は年間500枚以上にのぼる。
さらに岡野さんは、是正指示に対し「希望日の3日前には対応を完了させる」といった独自ルールを自分自身に課し、スピードとクオリティの両立を実現してきた。岡野さんはANDPAD検査をどのように使いこなしているのか。徹底してお客様の立場に立つ、その仕事術に迫る。

激戦区で選ばれる最大の武器。ニッソウが誇る「スピード」と「一貫体制」
──ANDPAD AWARD 2026 ユーザー部門「ベスト検査ユーザー賞」全国1位の受賞、おめでとうございます! はじめに、貴社の事業内容について教えてください。
岡野さん: 当社は東京都世田谷区に本社を置くリフォーム専門会社です。賃貸不動産業界のBtoBに特化しており、不動産会社様や管理会社様から工事をお請けしています。本社を合わせて10拠点あり、埼玉や神奈川などの首都圏をはじめ、仙台や岡山にも拠点を置いています。主な事業内容は「原状回復工事」「空室対策リノベーション」「ハウスクリーニング」の3つです。

株式会社ニッソウ千葉営業所主任 岡野将太さん
岡野さん: 「原状回復工事」は、賃借人の方の入替時に発生する室内の工事をメインで行っています。「空室対策リノベーション」は、空室に悩むオーナー様へリノベーションを提案するもので、空室対策と同時に賃料アップ対策にもつながる工事です。「ハウスクリーニング」はエアコンの高圧洗浄をはじめ、退去後のすべての室内クリーニングを請け負っています。また、近年は「外装・大規模工事」にも注力しています。
年間の案件数では、原状回復工事が最も多いですね。数ヶ月を要するリノベーションと比べて、工期が2~3日と短いこともあり、他の事業と比べると桁違いの数になっています。
──原状回復工事やハウスクリーニングは競合他社も多いかと思います。貴社ならではの強みはどこにあると思われますか?
岡野さん: 社員全員が常に意識しているのは「レスポンスの速さ」と「工期の短さ」です。特に原状回復はスピードが命。原状回復が遅れればオーナー様の機会損失につながりますので、ご連絡をいただいた際はすぐにレスポンスを返します。車で移動中にお電話をいただいたときは、安全なところに車を停めてすぐに折り返すようにしていますし、どうしても電話に出られないときは必ずショートメッセージを入れるようにしていますね。

岡野さん: また、当社は工程ごとに担当が分かれておらず、社員1人が営業から施工管理、入金確認までを一貫して担当します。50名いる担当が、それぞれの案件に最初から最後まで責任を持って携わることで、迅速な対応を可能にしているのです。工事が完了したときは、お客様から「もう終わったの!?」と驚かれることも多いですね。自分の仕事が認められた証として、その一言がやりがいにつながっています。
「地に足のついた仕事」を求めて。異業種での経験が現在の武器に
──岡野さんのご経歴についても聞かせてください。どのような経緯で貴社に入社されたのでしょうか。
岡野さん: ニッソウは3社目で、前職は内装資材の卸業者で7年ほど営業兼配送の仕事をしていました。その前はアパレル業界にいたんです。洋服が好きだったので、高校を卒業したあと接客のアルバイトを始めて、最終的に正社員になりました。
──そうだったんですね。アパレル業から建設業界に移られたきっかけはなんだったのでしょうか。
岡野さん: 当時勤めていた会社に、給与面などでいろいろと思うところがあったんですね。生きていくうえで衣食住はどうしても大切ですし、もう少し地に足をつけた仕事をしたいなと。そう考えていたとき、ちょうど卸業者の求人を見つけて転職しました。今の会社に入ったのは、2021年ですね。振り返ると、アパレル時代の接客経験や、内装資材卸の知識は、今の施工管理の仕事の土台になっているように思います。

──現在の仕事内容について、詳しく教えてください。
岡野さん: 千葉営業所に所属し、千葉をはじめ西東京や埼玉など幅広いエリアを担当しています。担当案件のうち約8割がリフォーム関連の施工管理です。
1日の流れとしては、既存案件の現場訪問が日に数件あり、他に新規案件の現地調査や問い合わせ対応、報告書作成や原価管理などの事務作業を行う感じですね。金曜の午後はなるべく事務所にいて、土日にトラブルがないように現場の状況を把握するようにしています。

「現場は常に営業の場」。内覧者が「住みたくなる」環境を作る
──貴社の強みである「レスポンスの速さ」「工期の短さ」を維持するために、岡野さんが心がけていることを教えてください。
岡野さん: 普段の仕事のなかで一番大切にしていることは、現場の整理整頓です。現場では、リフォームや原状回復の工事中でも、仲介会社さんを通して内覧へ来られる方もいらっしゃいます。せっかく足を運んでいただいたのに、現場が汚れていては心証が悪いですし、ちょっとでも「ここは嫌だな」と思わせてしまうのは元請企業の方にも申し訳ありません。職人さんや協力会社の方々にも、現場の整理整頓は常に心がけるようお願いしています。
──職人さんや協力会社さんと足並みを揃えるには、互いの信頼関係も大事ですね。
岡野さん: そうですね。やはり「いい仕事」をするには、こちらのプロ意識に共感してもらうこと、そのうえで信頼関係を結ぶことが大切だと思っています。

──岡野さんにとって「いい仕事」とは、どのような仕事でしょうか。
岡野さん: 入居後にクレームが出ない仕上がりが「いい仕事」ではないでしょうか。入居者の方にとっては、自宅でトラブルなく過ごせるのは普通のことです。この「普通」の基準を高く持つことが、「いい仕事」につながるはずだと考えています。信頼できる職人さんや協力会社さんと共に、ニッソウ品質を築き上げていければと思います。

未来への投資。職人育成事業「クロス家さん」の始動
──昨年、貴社はフランチャイズ事業「クロス家さん」を立ち上げられました。こちらはどういった事業なのでしょうか?
岡野さん: 「クロス家さん」(※)は、ニッソウのクロス工事におけるフランチャイズ(FC)事業です。加盟店は壁や天井のクロス張り替えを専門とし、賃貸物件やオフィスのリフォーム工事などに携わります。加盟店には、当社による技術・営業・施工管理等の実務研修があり、建築業界未経験からでもクロス職人として独立を目指せるFCモデルです。
もともと、当社の代表は建築業界未経験の状態からクロス工事技術を習得し、事業を軌道に乗せたという背景があります。創業者の原点に立ち返り、人手不足解消と品質安定化を目的に立ち上げた事業です。

──ニッソウ基準のクロス職人が安定的に確保できれば、現場も助かるのではないでしょうか。
岡野さん: 今はクロスについては基本的にすべて外注していますので、これを自社で完結できるのは助かりますね。社内でスケジューリングを共有できればさらなる工期の短縮につながりますし、品質も確保できますから。
──未来への投資という意味では、岡野さんが所属する千葉営業所も最近新設されたと伺いました。貴社の今後の展望について聞かせてください。
岡野さん: 千葉営業所には私を含め、営業兼施工管理が4名所属しています。4名とも千葉方面に自宅があり、以前は都内の本社まで通勤していたんです。それぞれ売上も立つようになってきたので、「作業がしやすいように」と営業所が新設されたという経緯があります。せっかく拠点ができましたので、千葉エリアで新規顧客の開拓にも力を入れていくつもりです。
当社は上場企業として成長を維持するためにも新規開拓は欠かせません。併せて、「クロス家さん」のFC展開による人手不足解消や、ANDPAD活用による生産性向上にも取り組んでいます。現場に関わる者として、引き続き売上拡大を目指せればと考えています。

賃貸不動産のリフォームに特化し、原状回復工事やリフォーム工事を手掛けてきた株式会社ニッソウ。その強みは徹底したレスポンスの速さと、高い基準に基づいた品質維持にあった。スピードとクオリティ、その双方を両立しながら常に多くの現場を高いクオリティで回し続ける岡野さんの仕事ぶりとは。後編では「ベスト検査ユーザー賞」1位である岡野さんがANDPAD検査をどのように使いこなしているのかを深堀りする。
| URL | https://reform-nisso.co.jp/ |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 前田浩 |
| 設立 | 1988年 |
| 本社 | 東京都世田谷区経堂一丁目8番17号 |















