2026年3月24日(火)、ANDPAD引合粗利管理ご利用ユーザー限定で「勝てる営業組織の作り方」をテーマにしたWorkshopイベントを、東京、大阪に続く第3弾として福岡で開催しました。
今回のテーマは、多くの住宅事業会社が直面する共通の課題、「トップセールスの属人的な力に頼らない、再現性のある組織づくり」です。
ゲスト講師に、元銀行員であり大手FCで全国No.1の営業・指導実績を持つ、株式会社いい家創り応援ネットの半澤伸夫氏を迎え、原材料高騰やAIの台頭といった激変する環境下で、いかに「利益」を確保し、持続可能な組織を築くかを深掘りました。
福岡に集結した経営者と営業責任者の皆様が、「今の受注を作る力」と、「未来を育む力」の両輪を回すため、自社のKPI設定やデータマネジメントについて向き合った熱い半日の様子を、ダイジェストでお届けします。
属人化からの脱却「勝てる組織」になるために
会の冒頭で、株式会社アンドパッド ハウジングカンパニー本部 荒木 稜太より、原材料高騰や法令改正といった建設業界の激しい環境変化に触れ、「特定の個人の経験値に頼る経営から、組織全体で高い品質を維持できる『仕組み』への転換」の重要性が語られました。

株式会社アンドパッド ハウジングカンパニー本部 荒木 稜太
当日は、九州全域および山口県から、経営者、営業責任者の皆様にお集まりいただき、熱気に満ちた空気の中で幕を開けました。
イベントに先立ち実施した事前アンケートでは、参加企業の皆様が直面している悩みが浮き彫りになりました。
営業におけるANDPAD Analyticsの現在の活用状況は、「データの入力・蓄積は行っているが、主な目的は情報の記録である」というフェーズにある企業様が最も多く、次いで「報告会議や特定の事案の確認など、必要に応じて数値を参照している」「データの入力方法や運用ルールを検討している」という回答が続きました。
また、現在抱えている課題として特に多く挙げられたのが、「入力データの精度向上、および入力頻度の一定化」です。次いで「蓄積されたデータから傾向や示唆を読み取る手法の確立」「管理職層だけでなく、現場担当者まで含めた組織全体への利用浸透」という結果となりました。
「どのデータを蓄積し、どう営業マネジメントに活用していくべきか」といった参加者の皆様のリアルな声を受け、いよいよイベントがスタートしました。
激変する住宅業界。営業の価値は「情報の提供」から「決断の支援」へ
本イベントは、半澤氏による講演からスタート。
「売上は作れても、利益が残らずに組織が疲弊していく――。そんな構造から脱却しなければなりません」という半澤氏の言葉に、会場の空気が一気に引き締まりました。
「再現性のある営業マネジメントとは、個人の経験だけに依存せず、誰もが同じ判断基準と手順でお客様に向きあい、成果を再現できる状態を指します。そのためには、まず組織内で言葉や数字の定義が厳格に統一されていなければなりません。」
多くの工務店の営業支援に携わってきた半澤氏の実体験に基づくアドバイスが続きました。

株式会社いい家創り応援ネット 半澤 伸夫氏
また、話題は加速度的に普及するAIと住まいづくりのあり方にも及びます。
お客様が来店前に、AIやSNSを通じて容易に情報収集ができる現在、営業が単なる「情報の伝達係」であっては価値を発揮できません。
これから差がつくのは、自社のこだわりや住まいづくりのプロセスをどれだけ「情報資産」として蓄積し、お客様一人ひとりに合わせた最適な提案に活用できているか。
AIが効率的なプランを提示できる時代だからこそ、人間に求められるのは「共感」と「決断の支援」です。一生に一度の大きな買い物に付きまとう不安に寄り添い、確信を持って一歩踏み出すお手伝いをすること。そのために、日々のデータを正しく入力し、客観的な事実に基づいた「対話の質」を上げることが、これからの1〜2年で勝敗を分ける決定打になると強調されました。
理想のマネジメントに向けた「捨てる」決断
本イベントの核となる「ワークショップ」では、経営層と営業責任者がそれぞれ自社の「重要KPI」「会議体」「会議資料」の棚卸しを行いました。現状と正面から向き合い、円滑な運用を妨げている阻害要因まで深く紐解いていきます。

特に対話が白熱したのは、「理想の運用のために、何をやめるか」という議論です。
「リソースは有限。新しいことを始めるなら、生まれ変わるつもりで古い慣習を捨てなければならない」という半澤氏のアドバイスを受け、各社「報告だけの会議」や「Excel管理」などの見直しを宣言しました。

普段の忙しさの中では後回しになりがちな業務や会議体の設計について、経営と現場が共通認識を形成していく、非常に濃密な時間となりました。経営層と営業責任者が「組織のあり方」について腰を据えて語り合い、業務改善への強い意志を共有できたことは、組織の未来を拓く大きな一歩といえます。
参加者の声と、半年後に向けて
・組織の中で必要なもの不必要なものの再確認ができた
・自分たちの課題点とANDPADの活用について、見直せる機会になった
今回のイベントは、ここで終わりではありません。参加企業の皆様には、本イベントで話し合った『やめること』と『新しく始めること』を各社お持ち帰りいただき、実践していただきます。
そして、半年後、再びこの場所で『成果報告会』を開催します。組織としてさらに力強く成長した皆様と再会できることを、アンドパッド社員一同、心より楽しみにしています!
今後は愛知、仙台と2箇所で開催予定です。「営業組織について一緒に考えたい」「自社の組織をアップデートしたい」「同じ志を持つ仲間と繋がり、切磋琢磨したい」という方は、ぜひ次回の開催をご期待ください!
>>過去開催回のレポートやご登壇いただいた半澤伸夫氏の知見について、下記リンクよりご覧いただけます。
▼第1弾の東京開催のレポートはこちら
▼半澤 伸夫氏の取材記事、セミナーアーカイブ動画はこちら




















