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ダブルシステム|ANDPAD検査が加速させるスピード・品質・信頼のサイクル~前編~

「任せて安心」年間100件以上の工事を支える、スピード対応と職人との絆

目次

  1. 取引先と顧客の立場に立ったスピード対応を強みに成果を出す
  2. 取引先は独自の買取再販モデルで成長する不動産会社

ANDPADの利用状況をデジタルにスコアリングし、ANDPADを最も使っているユーザーを称賛するANDPAD AWARDのユーザー部門。本記事では、「ベスト検査ユーザー賞」3位を受賞した株式会社ダブルシステム 統括本部長の木村弘志さんにお話を伺った。

同社は、内外装工事のエキスパートを揃え、東京・板橋の本社と京都支店を拠点にマンションリフォーム、店舗リフォーム、荷揚げ事業を展開。木村さんは営業から監督業務まで一貫して担う。特に、買取再販事業を行う株式会社レジデンシャル不動産から依頼される内装リフォーム工事現場は年間100件以上にのぼる。

今回のインタビューには、レジデンシャル不動産 さいたま本社 事業統括部 部長の森下寛太さん、さいたま本社 施工管理部 部長の坂口健太さんにも同席いただいた。インタビューを通して、木村さんの是正対応の早さ、是正写真枚数の多さに見られる積極的な取り組みが、買取再販事業の再販期間短縮という形でレジデンシャル不動産の利益向上につながっていることが見えてきた

検査業務を効率化し、品質を高めるだけでなく、両社のスムーズな連携と信頼関係の構築に貢献するANDPAD検査のユースケースをぜひご一読いただきたい。


取引先と顧客の立場に立ったスピード対応を強みに成果を出す

──ANDPAD AWARD 2025 ユーザー部門「ベスト検査ユーザー賞」全国3位の受賞、おめでとうございます! はじめに、貴社の事業について教えてください。

木村さん: 当社は「暮らしをつくる」「住まいをつくる」「生きるをつくる」という理念のもと、不動産会社様と提携したマンション内装リフォームを多くお引き受けしています。そのほか、荷揚げ事業も行っており、今後は、自社で不動産の仕入れにも取り組んでいきたいと考えています。

従業員は50名ほどで、東京本社のリフォーム工事は私と職人5名を含む6名からなるチームで対応しています。全員営業から監督業務まで行いますが、私がANDPAD検査を活用して現場を統括し、職人さんが工事や是正を行うという体制をとっています。

──リフォーム市場が活況を呈する一方、競争も激化しています。この市場で、貴社の成長を支える強みをお聞かせください。

木村さん: お客様の立場に立ち、品質を担保したうえでスピードを重視した対応を心がけていることが、信頼獲得につながっていると思います。工事が遅いと選ばれなくなりますし、もし自分がリフォームする立場でも、遅い会社は嫌だなと思いますから。昔は工事に時間をかけても成り立っていました。でも、今はデジタル化が進み、お客様の求めるスピード感も上がっています。この先、建設業界でスピード感のない企業は競争力を失っていくと思っているので、業務の迅速化を図り、より早く成果を出していきたいです。

株式会社ダブルシステム統括本部長の木村弘志さん

──貴社のスピード対応と工事を迅速に完了させたいお取引先様がマッチし、多くの依頼につながっているのですね。木村さんが入社されたきっかけと、現在の業務についても教えていただけますか?

木村さん: 以前は12年間飲食業に従事しており、ブライダルカフェなどで忙しく働いていました。飲食業から転職したのは、今の代表との出会いをきっかけに働き方を見直したいと思ったからです。2010年に、親会社である株式会社ダブルに中途入社して営業を行っていたのですが、現場の仕事にも興味が湧き、現場監督を志し株式会社ダブルシステムに移りました。そして現在は、営業、業務管理、現場管理まで一貫して担当しています。

──改めて、今回受賞されたご感想はいかがですか?

木村さん: 正直なところ、そこまでANDPAD検査を活用していたという実感が湧かないです。それくらい日々の仕事に当たり前にANDPADが浸透していますね。

──本日は、木村さんが取引されているレジデンシャル不動産の森下さんと坂口さんにもご同席いただきました。改めて木村さんの受賞についてどのように感じられていますか?

森下さん: 我々は木村さんの受賞をとても嬉しく思っています。我々が協力会社さんに求める検査をしっかり遂行してくれている証であり、ますます信頼して仕事をお願いできます。


取引先は独自の買取再販モデルで成長する不動産会社

──レジデンシャル不動産様とダブルシステム様のお取引はどのように始まったのでしょうか?

森下さん: 木村さんの友人が当社で働いていて、紹介してもらったのが始まりです。当社は中古マンションの買取再販事業を全国で展開しており、東京と京都の工事をダブルシステム様にもお願いするようになりました。

木村さん: 今や当社のリフォーム事業の95%が、レジデンシャル不動産様からのお仕事です。当社の東京本社と京都支店を合わせると、工期が40~50日程度の案件を月14~15件、年間100件以上対応しています。京都の工事は、京都支店の監督1名と職人30〜40名で対応しています。

坂口さん: ダブルシステムさんには、全国で一番安定して工事を引き受けてもらっているかもしれません。

ANDPAD AWARD 2025の招待状をお渡しした際の一コマ。受賞は取引先にも喜ばれた

──レジデンシャル不動産様が行っている買取再販事業について、詳しく教えていただけますか?

森下さん: はい。当社は「中古住宅再生事業」と銘打ち、区分所有マンションのリノベーションに特化して物件仕入れから工事、販売、アフターケアまでをワンストップ体制で行っています。買取再販企業としては珍しく施工部をもっているからこそ可能であり、さらにtoB領域に特化していることが特徴で、設立時の2012年度から2024年度の売上伸長率は約230倍という大きな成長を遂げることができました。現在では全国に27の支店を展開し、2023年からはタイ・バンコク、台湾・台北市にも拠点を構えています。

──レジデンシャル不動産様は2020年にANDPADを導入されましたが、導入の決め手を教えてください。

森下さん: 以前はITツールを活用せずに施工管理を行っていたのですが、取扱件数が増え、さらなる事業拡大を見据えて施工管理業務のDXが急務となりました。ITツールの導入にはコストがかかりますが、「IT導入補助金」が利用できたことも導入の後押しになりました。最初はANDPADとは別の施工管理アプリを使っていたのですが、アンドパッドさんの会社概要を調べて将来性を感じ、ANDPADに切り替えました。実際、ANDPAD検査は使いやすいと感じています。写真を添付できるので、内装工事で塞いでしまう部分などを写真に残しておくと後々役に立ちます。

木村さんがANDPADを高いレベルで使いこなしている背景には、お客様のために品質もスピードも妥協しないという強い信念があった。DXが業務の効率化だけでなく、検査依頼者と検査実施者、双方の体制を強化し、最終的に品質向上へと繋がるという、大変意義深いお話を伺った。後編では、木村さん独自の写真撮影術や、是正対応のスピードを上げるANDPAD検査の具体的な使い方、そしてANDPADの活用が両社にどのような良い変化をもたらしたのかを深掘りする。

株式会社ダブルシステム
URLhttps://double-system.co.jp/
代表者菊地則正
設立2013年
本社東京都北区滝野川7-10-5 エイトウィングB1F
企画・編集:平賀豊麻
取材:鯉沼愛実
編集:原澤香織、齋藤夏美
執筆:後藤利英子
デザイン:森山人美、岩佐謙太朗
お客様担当:芳賀彩乃 、小浦伸一
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